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f (フォルテ)がとてもよく出るヴァイオリニストなので表現の幅が広く、またどんどんテンションの上がってゆくプログラム構成(ベートーヴェン「ロマンス」、フランク「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」、サラサーテ「カルメン幻想曲」)のため、河端氏の特質がいかんなく発揮できたライヴでした。全プログラムを通して、2人の奏者と楽器(とりわけヴァイオリン)がみるみるヒートアップするのを目の当たり、耳の当たり(?)にした。フランクのソナタは誰がなんと言おうと、第4楽章の出現する瞬間とそれに続くカノン風のピアノとヴァイオリンの掛け合いが最高の聴きどころであるが、ここに至るまでまさに満を持したという感の技術と表現力で、その高揚感・緊迫感は最後まで持続し、大団円となった。「カルメン」はほぼ河端氏の独壇場です。こうした超絶技巧曲を超間近で見られるのは、稀有であるし、より身をぐっと乗り出して聴きこんでしまいます。河端氏の「カルメン」は、この曲の形容詞のひとつである「情熱」がほかのすべての形容詞に抜きんでてほとばしった演奏でした。「BRAVO!」の声が挙がった。またこの日は、宮崎氏の趣向であるところのもうひとつのプログラムの流れがあって、テーマは「愛」。こう書くとクサいだけだが、リスト「愛の夢第3番」(プログラム前半ピアノソロ)、クライスラー「愛のかなしみ」(Vn.&Pf. アンコール)、「ある愛の歌」、「愛の賛歌」(いずれもPf. アンコール)と曲名を挙げればそそられませんか?それにしても原題にせよ邦題にせよ、「愛」を冠した曲にはポピュラーなものが多い。ピアノソロのアンコールはメドレーで、「愛」の曲の後はクリスマスソングとお正月ソングで、この日のクラシックカフェも大団円を迎えました。
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