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ガットネロでのライヴのプログラムはほとんどその日のひらめきという久保さんのこのたびのプログラムは、いつもよりオリジナル曲の多い、すなわちいつもより久保カラーの濃いライヴとあいなりました。「いつか君と歩いた道」、「いにしえの光」や「風のゆくえ」などはもはや名曲。聴いたことのない人は損です。一方でそんなオリジナルの間に挟まれる、たとえばこの日は映画音楽「白い恋人たち」、こういうメロディアスな曲は久保さんのピアニズムにほんとうによく合う。必用以上にベタベタしない演奏が、曲のエッセンスを損ねることがない。古典はこうやって継承されていくのでしょう。津軽三味線の三曲は『津軽よされ節』、『津軽あいや節』と『津軽じょんから節』。津軽五大民謡のうちの三曲です。『よされ』と『あいや』の対比が際立っていたので久保さんに尋ねたところ、やはりこの二曲は対照の妙としてセットで演奏されるとのことでした。そして『じょんから』。堪能した。後半のピアノソロではオリジナル曲『木もれ日』が久保さんのお友達の追悼のために弾かれた。心に染み入るというのはこういうことをいうんだ、という演奏でした。次回の「こもれびカフェ」はアコーディオンの後藤クミコさんとのコラボ。乞うご期待。
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