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歌唱力も表現力もただいま急上昇中のHAMORI-BEは、たとえばこの日の「季節の歌メドレー」の中の『スキー』を聴くと、ユニゾンの部分はまるで一人のテノールが歌っているよう。なのでハモリに移行するとき、両面テープがはがれていくときのように、「I」が「Y」になっていくのが目にみえるように「聴こえる」。『スキー』のような軽快な曲調の歌のほうが、その効果大でかつ聴いていて快感強し。そして現役の作詞家二人によるこの日のプログラムは、すでに「古典」となった・なりつつあるもの(プログラムでいうと『手のひらを太陽に』や『ぞうさん』)を前半に配し、後半にかけてはあまり知られていない新しい曲へと進んでいくという、聴く者を弛緩から緊張へと導く流れが絶妙。この流れの中で、小原氏の『ロマンチストの豚』、中川氏の『雪の街』などは、いずれも、デュオよりソロがふさわしく、しかも歌と歌い手がベストマッチしている、という妙味が味わえた。上の2曲を含むやなせたかし作詞、木下牧子作曲になる歌曲集『愛する歌』はどれも名曲。この日HAMORI-BEで聴けてラッキーでした。好きな音楽が増える喜びを感じたうた☆カフェでした。 PR |
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