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Gatto Nero Classic Café
開場18:30/開演19:00 第37回▼ショパンとリスト~音楽への情熱▼ 宮崎剛(ピアノ) 会費:2000円(定員15名 要予約) 主な曲目:ショパン・・・スケルツォ 第1番~第3番 / リスト・・・リゴレット・パラフレーズ、イゾルデの愛の死 主催・お問い合わせ 中井音楽事務所(TEL 072-474-1230 FAX 072-474-1231) PR |
ガットネロ シャンソン・コレクション Vol.13 「午後のシャンソン」
14:30開演(14:00開場) 会費 1,000円 ピアノ 藤田稔 会場 たかつガーデン(上六府教育会館)8階 たかつの間 |
Gatto Nero Classic Café
開場18:30/開演19:00 第36回▼古典音楽の魅力▼ 吉田円香(チェロ)+多田安希子(ピアノ) 会費:2000円(定員15名 要予約)
主な曲目:バッハ・・・『無伴奏チェロ組曲』第6番 ニ長調 BWV1012 / モーツァルト・・・ピアノソナタ イ長調 KV.331 / ベートーヴェン・・・チェロソナタ 第3番 イ長調 作品69
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HAMORI-BEファンである知人が、「HAMORI-BEの歌はなつかしい気持ちにさせる。」と言っていたが、~故郷を歌う~シリーズのアメリカ編では、奇しくも思い出や望郷の念そのものを歌ったものが多い。また奇しくも、この日「リクエストコーナー」で歌われたうちの1曲が『少年時代』。人気の高いこの曲、個人的にはオリジナルより、このHAMORI-BE版のほうが断然好き。(個人的に)オリジナルで感じる、単純な旋律をカヴァーせんとするがごとくの声の抑揚やあざとい伴奏のアレンジなどなどが、HAMORI-BE版ではすべて取り払われ、ぐっと透明感が高まる。そして知人のいう「なつかしい気持ち」が核となって残る。この日の『大きな古時計』『谷間のともしび』『旅愁』などもそう。どれも大仰な表現はないが、ユニゾンはあくまでぴったりと、ハモりはあくまで協和音程で、そしてあくまで丁寧に歌われる彼らの歌は、より多くの人に、そのひとりひとりの内容は異なっても、「なつかしい気持ち」という共通の感慨を引き起こす。後半はフォスター曲集。フォスターでは、歌の内容そのもののなつかしさよりも、フォスターの曲をかつて歌った頃をなつかしく思い出す。HAMORI-BE版のアレンジは、小原さんの大学時の後輩である岡村星見氏によるもの。原曲の和声進行や既成のアレンジから大きく逸脱することないが、しかしながら大胆なオリジナルアレンジで聴かせる、ひきつける。『おおスザンナ』岡村×HAMORI-BE版は、主に小原さんが歌う主旋律に、中川さんの高音の「あ」でのヴォカリーズが伴奏的に歌われることによって、元来陽気なこの曲に男声デュオならではの華やかさが加味されて秀逸。またしても個人的にではありますが、フォスター『故郷の人々』にはまいった。何年いや何十年ぶりかに聴いたこの歌この旋律は、亡父が好きだった曲。子どものころ、ピアノ(あのころはオルガンだった)で練習曲化されたこの曲を弾いていると、このときだけ父がそばに来て、歌詞を覚えているところは歌詞で、うろ覚えのところはハミングでオルガンに合わせて歌っていた。こんなこと、自らが長じたのちの父の存命中も、また父が亡くなってからでさえも思い出すことはなかった。なのにこの日HAMORI-BEの歌を聴いたとたん、昔の光景、亡き父の歌っている表情や当時の実家の部屋の風景までもが鮮明なイメージとなって思い出され、あれれと戸惑っているうちに、なつかしさと、もう一度父に会いたいとの思いが滂沱の涙となって止まらなくなってしまった。おかげで次の曲『おおスザンナ』が昼の部ではほとんど聴けず、夜の部で『故郷の人々』を必死でなんとか冷静にやりすごし『おおスザンナ』を堪能した。2回公演でよかった。 |
Gatto Nero Classic Café
開場18:30/開演19:00 第35回▼近代音楽の魅力!▼ 大町剛(チェロ)+宮崎剛(ピアノ) 会費:2000円(定員15名 要予約)
主な曲目:ブロッホ・・・「祈り」(『ユダヤ人の生活より』第1曲)/プロコフィエフ・・・ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 作品83/フランク・・・チェロとピアノのためのソナタ イ長調
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ACT Live Vol.2 - A-LIVE-
18:30 open 19:00 start charge 1000 yen 出演:ウエム(ギター)+加藤ユウジ(ベース)+中條タケシ(ピアノ) +服部道興(うた)+宮崎おさむ(ドラム) ご予約専用メールアドレス ⇒ liveactmail☆gmail.com (☆を@にかえてください) ◇お問い合わせ等もこちらのアドレス宛にお願い致します◇ |
Gatto Nero Classic Café
開場18:30/開演19:00 第34回▼夏の夕べはJAZZ !▼ Yu-Ma(ヴァイオリン)+綾部美和子(ピアノ) 会費:2000円(定員15名 要予約) 主な曲目:ヤング・・・Stella by starlight / ウォーレン・・・There will never be another you / レヴァント・・・Blame it on my youth |
林光さんの音楽をオーケストラで聴く会
十二の月のおくりもの 出演:大阪フィルハーモニー交響楽団、下野竜也(指揮)、竹田恵子(語り、ソプラノ)、通崎睦美(木琴)、藤原真理(チェロ) 日時:6月29日(土)15時開演(14時開場) 会場:いずみホール (完売しました) 主催 「十二の月のおくりもの」実行委員会 後援 一般社団法人ガットネロ、音楽教育の会 協力 公益社団法人大阪フィルハーモニー協会 |
「関西ゆかり」とはさまざまな形態での「ゆかり」であり、『どこかで春が』(作曲者・百田宗治が大阪府出身)、『春の唄』(作詞者・喜志邦三が堺市出身で、歌詞中の「市場」は西宮北口界隈の市場のこと)など、ライヴではHAMORI-BEによるトリヴィア的解説がつく。そしてこの日の白眉は、前・後半のそれぞれの半ばあたりに配された、2曲のソロ。前半は中川さんの『さっちゃん』(作詞者・阪田寛夫が大阪市出身)。『さっちゃん』の歌詞はすごい。よく知られた1番から3番までいずれも「さっちゃんはね」、「ほんと」それに「だけどちっちゃいから」という共通の言葉が用いられ、ゆえに小さなこどもにとっても覚えやすい。しかしよく聴くと、この「ほんと」という語にはワンコーラスごとにそれぞれ別の意味があり、そんなことに気づいてしまうとさらに、この短い童謡は、出会い(1番)、交流(2番)、別れ(3番)という、大げさに言ってしまえば人生の基本的営みが、簡にして要を得て表現されているのがわかる。かくも目から鱗がなのは、ほかでもない中川さんの歌ゆえ。歌唱に顔の表情も加わわり、3つのコーラスをそえぞれ歌い分けた。いや『さっちゃん』おそるべし。この日のソロ2曲を小説にたとえると、『さっちゃん』が珠玉の掌編小説ならば、小原さんの『月の沙漠』(作曲者・佐々木すぐるが兵庫県出身)は大河小説。この曲の作詞者による挿画はよく知られているが、それを知る人はその挿絵の、『アラビアのロレンス』を観たことのある人はどこかのシーンの、誰もが何らかの砂漠の記憶の映像を媒介にして聴いたに違いない。絵を観るように、物語を聞くように歌を聴く。『月の沙漠』は、小原さんの歌唱の特質にぴったり。朗々たる歌唱を滔々たる大河(小説)の流れにたとえるゆえんです。加えてこの曲の持つエキゾチズムを強調したピアノの伴奏のヴァージョンが妖艶なほどで、この演奏のあらゆる要素が別世界への誘いでした。
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