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まずはピアノで、ムーンリヴァー、そして「慕情」のテーマ曲という超有名映画音楽2曲から。久保ヴァージョンだとこれまた新鮮。音は多いのだけれど、どうしたってくどくならないのが久保風味。お人柄かしら。この日のライヴでは、珍しい久保さんのピアノ弾き語りが聴けました。声楽家・テノールを志しながらも断念した現在のそのお声は、ご本人は「しわがれ声」とおっしゃるけれど、歌声になるととてもよいではありませんか。少し息苦しくって、ときどき高音が届かなくって、そういうのがかえっていい感じ。雰囲気はまったく異なるけれど、ゲーンズブルの晩年のあの声の感じ。失恋とか諦念とか待ちぼうけとか、そういう歌詞に似合う感じ。また聴きたい感じ。津軽三味線は、「十三(とさ)の砂山」、当然「津軽ジョンカラ節」。至近距離も至近距離、お客さんが久保さんを50㎝くらいに扇型で囲んでの鑑賞。加えて、津軽三味線の「叩く奏法」「叩かない奏法」の実演つきレクチャーも。それにしても久保さんのトークは面白い。誇張などのケレン味はまったくなく、いわば企まざるおかしみがあって、これもまたお人柄なのでしょうね。三味線のレクチャーでは、激しい奏法がいかに過酷かを久保さんが語ると(詳しくは書けません、あしからず)、気の毒よりも滑稽でおかしくてたまらない。ピアノのライヴでミスタッチをしてしまったら、その箇所をその後何度も繰り返して弾き、あたかもミスではなく正しい旋律であるかのようにしてしまうなんていう話をひょうひょうとするので、笑い声を抑えるのに必死になってしまう。これもこもれびカフェの大きな楽しみです。演奏の後半は再びピアノに戻り、個人的に大好きな、もはや名曲「風の行方」(作曲:久保比呂誌)も聴けて、この日もこもれびカフェを満喫いたしました。
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