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ライヴ、企画、レッスン情報をお伝えします
HAMORI-BEの本年度の大きなテーマが「故郷を歌う」で、この日はその第1弾。構成は、アングロサクソン系民謡→ラテン(スペイン、フランス)もの→ドイツものと進む。ヨナ抜き音階は日本の唱歌にも多用されているが、やはりそれが特徴的なスコットランド民謡などは、何かかき立てられるようなロシア民謡とは別の、もっと安心感のある郷愁を日本人にひきおこす。以前、ここガットネロでの別のライヴでロシア民謡メドレーが歌われた際、何人かの女性が涙をぬぐっていたものだが、HAMORI-BEのアングロサクソン系民謡では多くの人が瞑想するように、そしていくらか口角を上げて聴いていた。『故郷の空』など、それら4曲のあと、この日の曲目のなかで唯一の短調(ヨナ抜きの曲はすべて陽音階でした。)であるスペイン民謡の『追憶』。プログラムの中ほどに位置して効果的。『おおシャンゼリゼ』と続く『ローレライ』、それに『野ばら』のシューベルト版と続くウェルナー版は、それぞれ、前者小原氏、後者中川氏のソロ。いつもながらの適材適所です。同じ歌詞の『野ばら』を異なる旋律、異なる歌手で続けて聴く楽しさ、豊かさ。アンコールは本邦初公開、HAMORI-BEの作詞作曲(作詩:小原有貴、作曲編曲:中川公志)による『おはようをあなたに』。「0歳からのはもりべコンサート」のオープニング曲で、「誕生」「芽吹き」を歌ういかにも彼ららしい曲。旋律はヨナ抜き音階!今回の「うた☆カフェ」は3回公演だったが、どの回でも大好評でした。2回目の公演ではアンコール曲にアンコールの声が出たほど。HAMORI-BEの楽しみ方が増えた。ライヴのあと、なぜか『追憶』の旋律がずーっと耳の中で鳴っていた。
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HAMORI-BE(はもりべ)の うた☆カフェ Vol.12
昼公演 完売しました 
14:30 open 15:00 start
夜公演完売しました
18:30 open 19:00 start
各回定員15人 要予約
会費:各2500円(1ドリンク付き)

【追加公演】
4月18日(木)完売しました
14:30 open 15:00 start

うた:HAMORI-BE(はもりべ)中川公志・小原有貴
ピアノ:古谷優子
こもれびカフェ Vol.7 (Spécial Live)
ガットネロ!14年ぶりによみがえる、後藤ミホコとの異次元ライヴ!

15:00開演(14:30開場)
久保比呂誌(ピアノ、津軽三味線)
ゲスト:後藤ミホコ(アコーディオン)

会費:3000円(1ドリンク付き)

神戸生まれ。幼少よりピアノを始め、大学では作曲科を専攻する。作曲家・ピアニストとして活動していたが、ある日偶然耳にした故、初代・高橋竹山師の「津軽じょんから節」に感銘を受け、ついには津軽三味線奏者を志す。後に竹山節本流継承者、田中竹仙(ちくせん)に入門。「津軽三味線とピアノ」を演奏するという異色のスタイルで注目され、TV・ラジオ出演も多数。CM録音、全国各地のホール、酒蔵、学校等でのコンサート活動を展開中。またオリジナル曲の制作、劇団公演、ミュージカル、ダンス公演等の音楽制作を担当する等、作曲家としても精力的に活動中。CDはこれまでに「風の行方」「こもれび」がリリースされている。
約10か月ぶりのコンビがパワーアップ、ヒートアップして再登場。ピアノソロ、アコーディオンソロ、ピアノ&アコ、津軽三味線&アコの四種の編成だ。最初のピアノソロのよくなじんだ久保オリジナル曲も、後藤さんが控えているといつもとは違う。演奏者・久保さんにとって、ピアノと津軽三味線の精神的な相違は、ピアノ演奏は「拡散」であり津軽三味線は「集中」である、と以前に聞いたが、この日のピアノは、針が少し「集中」に傾いている。ソロライヴの即興プログラムではないことも関係しているみたい。『風の行方』も『いつか君と来た道』もピンッとしていた。津軽三味線とアコーディオンのデュオを一語で形容すると、エキサイティング。これに尽きます。この日の『りんご追分』も『竹田の子守唄』もしかり。パフォーマンスによっては「しっとり」「ゆったり」とも奏されるこれら楽曲が、久保&後藤にかかるとテンポや音の数にかかわらず、心かきたてられる。『りんご追分』のイントロ、そして主旋律のバックで断続的に奏でられるラッドラソラ(Amの場合)は津軽三味線が常に負うモチーフなのだが、アコの主旋律の音色との相乗効果で、このモチーフの繰り返しが悲しい。切ない。いつまでも余韻・余情が去らぬ。『アコーディオンブギ阿波踊りミックス』(編曲:後藤ミホコ)は熱い。暑い。楽曲も楽器も絶妙の組み合わせで、このサウンドに突き動かされて、もう踊るしかない(しかしどんな踊りを?)。そしてアレです。言わずもがなの『津軽じょんから節』です。10か月前のヴァージョンよりも明らかに音数が多い。これぞ「エキサンティング」の極み。「集中」の最たるものでもある。「イヤサレタイ」人は聴くべからず。久保さんの撥による前打ちのリズム音と後藤さんのシコペーションが錯綜して、これ以上ないというくらいの高密度な音群に飲み込まれる。頭でもなく心でもなく、直接魂に響いてくるから言葉も絵も浮かばない。ただただ音にとらわれたわたし。優れたテキスト(『津軽じょんから節』)と、絶妙の楽器の組み合わせ、そして優れた演奏者のコンビネーションという、二重三重の幸福な出会いが重なって生まれるこのサウンドは、一度聴いたら忘れられません。ただやはり、この曲のあとは、お二人とも精魂尽き果てるらしい。ほんとうにお疲れさまでした。
松浦由美子のシャンソン百物語 Vol.80
歌と映像で綴る シャンソンの眠るパリ  2

15:00開演 (14:30開場)
会費2500円(1ドリンク付き)
うた:松浦由美子
ピアノ・津軽三味線:久保比呂誌
フルート:山本純子


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Gatto Nero Classic Café
開場18:30/開演19:00
第31回▼ピアノ(ソロ&連弾)で綴る「ウィーン音楽の彩」▼
田所千恵(ピアノ)+宮崎剛(ピアノ)
会費:2000円(定員15名 要予約)

主な曲目:ベートーヴェン・・・ピアノソナタ第23番 《熱情》 作品57 / ブラームス・・・「ハンガリア舞曲」第2~8番 / シュトラウスⅡ・・・喜歌劇「こうもり」序曲
前半がソロ(宮崎)ベートーヴェン『熱情』、後半が連弾でシュトラウスⅡオペレッタ『こうもり』序曲とブラームス『ハンガリア舞曲』第2~8番。そう、徹頭徹尾音の多いピアノの夕べでありました。宮崎版『熱情』は、全楽章を通じて始終高いテンションが維持され、第2楽章最初の穏やかな旋律でさえ緊張をはらみ、しかも華美さがつねに伴って、そしてそのまま最後の和音の連打から第3楽章へ突入するわけで、狭い会場があつ~くなった。連弾のコンビを結成して6年というだけあって、いずれも緩急の変化が激しいハンガリアンダンスも息がぴったり合っている。われわれ日本人の好きなロマの旋律をブラームスはよくぞ連弾曲にしてくれたと思う。加えて、ピアノ連弾は「見る」楽しみもあり、この日はさらに途中で低音部と高音部のパートの交替もあり、7曲を堪能できた。
『LUZ DO SOL*太陽の光 LIVE
18:30 open  19:00 start
¥2500円(1ドリンクつき)

出演:
渋谷毅 piano with 平田王子 guitar, vocal
 
・渋谷毅(しぶやたけし)プロフィール
1939年東京生まれ。東京芸大作曲科に学ぶ。もともとはクラシック畑でジャズに興味を持ったのは芸大付属高校の2年の時、エロール・ガーナーを聴いてから。プーさんこと菊地雅章とは高校三年間を共にしている。大学在学中より沢田駿吾、ジョージ川口などのグループでピアニストとして活動、75年に自己のトリオを結成する。80年代後半よりは渋谷毅オーケストラを中心に活動、従来の典型的なビッグバンド・スタイルから解放された、このオーケストラの人間主義と評された自由奔放な魅力に溢れた演奏は、『LIVE-1989』『LIVE-91』『酔った猫が低い塀を高い塀と間違えて歩いているの図』『TAMASA』『ホームグランド・アケタ・ライヴ』の五つの作品としてCD化されている。また、浅川マキ、酒井俊などのヴーカリストからの信頼も厚く、特に浅川マキは93年に自分のプロデュースによる三枚のレコーディング全てに渋谷毅を起用しているほどである。こうしたミュージシャンとしての活動と並行して、60年代後半よりは映画、CMの作曲家としても数多くの作品を手がけ、映画に『あにいもうと』(今井正監督)『ねむの木の詩が聞こえる』(宮城まりこ監督)『はだしのゲン』(山田典吾監督)などがあり、CM作品では松下電器の『テクニクス』でACC賞グランプリを受賞している。さらに、歌手への作品提供も多く、由紀さおりの歌による『生きがい』『初恋の丘』などのヒット曲がある。95年春に発表された安田祥子、由紀さおり姉妹のCD『あの時、この歌』は、全曲、渋谷毅の作曲によるものである。また、NHKの子供番組『おかあさんといっしょ』にも多くの作品を提供、『こんなこいるかな』『ボクのミツクスジュース』『くじらの時計』『チョンマゲマーチ』などが有名である。現在、放映中のNHK-総合TV『おかあさんといっしょ』の中の『あ・い・う』 や、『ピタゴラスイッチ』の音楽も渋谷毅の作曲によるもの。
http://blog.carco.jp/
 
・平田王子(ひらたきみこ)プロフィール
フェアリーヴォイスとも称された柔らかい声と、安定したギタープレイを特徴に、ボサノヴァなどを歌う。ブラジル音楽に影響されたギターの和声や、ことばの響き(ポルトガル語/日本語)を活かしたオリジナル曲も多数あり、ソングライティングには定評がある。ギターを高橋信博、作曲をエリオ・セルソの各氏に師事して音楽を始める。95年頃より度々ブラジルにわたり音楽修行経験を積む。この間、セリア・ヴァス、マウリシオ・カヒーリョなど多くのミュージシャンと交流を持つ。97年頃始めた自己のユニット“カショーホ・ケンチ(ホットドッグの意)”は息の長い活動を続けているが、現在はソロ活動が多い。弾き語り、デュオ、トリオなどシーンに合った様々な形態でライヴハウス、ジャズハウス、イベント、レストランなどで精力的に演奏している。01年初めてのCD『マラクジャ(パッションフルーツ)』を発売して以来、これまでに6枚のフルアルバム(1枚はコンピレーション)を制作。特に通算3枚目『MyJoão ~デュオ集~』、5枚目となる渋谷毅(piano)との全編デュオ『Luz do sol * 太陽の光』は、各方面で高く評価された。
http://kimikohirata.chu.jp/index.html

★予約、お問い合わせ:音波舎
http://ompasha.blog.shinobi.jp/
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ガットネロ 午後のシャンソン Vol.3

14:30開場/15:00開演
ピアノ:藤田稔
ACT Live 2013
Vol.1  -We are the ACT- thank you sold out !
19:00開演(18:30開場)
会費:500円(1ドリンク付き)
加藤ユウジ(ベース)+中條タケシ(ピアノ)+服部道興(うた)+宮崎おさむ(ドラム)

ご予約専用メールアドレス
⇒ liveactmail☆gmail.com (☆を@にかえてください)
◇お問い合わせ等もこちらのアドレス宛にお願い致します◇
時間:18時30分~
会費:5000円(花材、花器代含む)
講師:森下道江(国家検定1級フラワー装飾士)

☆2013年のフラワーアレンジ教室は、6月、9月、12月に開催される予定です☆

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